あめっこといぬっこ
冬ですね。
男鹿市で行われる「なまはげ柴灯まつり」もそうですが、
秋田県内では冬にもいろいろなお祭りがあります。
2月14日と15日、秋田県の大館市では「大館アメッコ市」という
お祭りがあり、この時期にはたくさんのアメ市が並び、枝に赤と
黄色の小さなアメをくくりつけた
「枝アメ」の木が並びます。
この日の枝アメを食べると、風邪をひかず健康に過ごせるといいます。
大館は秋田犬でも有名ですね。
アメッコ市では秋田犬も集合するそうですよ。。
アメ?!
アメ玉のようなこちらの魚はコンゴウフグ☆
大きさはまだ1センチほどと、子供です。
「あれ?コンゴウフグといえば・・・」なんて気づいた方もいるのでは?
先日、GAOの黄金3兄弟の中にもいましたね~
これ!
もちろんこちらもコンゴウフグ。
大きくなってくると角が目立ちますが、ちいさいころは
実はこの水槽には、もう一つ「アメ」にちなんだ生き物がいるのです。
こちら。
ネジレタバネサンゴというサンゴなんですが、通称
キャンディーコーラルともいうそうなんです。
飴細工みたいだから・・・でしょうか・・・。
アメッコ市水槽の隣には、もう一つの雪まつりをモチーフにした水槽もあります。
犬っこ祭りは秋田県の湯沢地方に伝わる民俗行事。
こちらも2月の14日、15日に行われます。
昔、この地方に盗賊がおり、人々の生活を荒らしまわっていたそうです。
当時のお殿様はこの盗賊を退治。
人々はお殿様に感謝し、今後このような大盗賊が現れないようにと
祈りをこめてお米の粉で作った犬を玄関や窓口にお供えするようになったそうです。
犬は番犬もしますから、家を守ってくださいという想いもあるんでしょうか。
子供たちは雪でお堂を作り、その中に犬っこを、お餅や甘酒と一緒に
お供えしたんだそうです。
というのが犬っこ祭りの始まりだそうで、お祭りの期間中には犬も実際
来て、お堂にお参りするんだとか。
犬っこ祭りの様子を見ると、これまたもっふもふな秋田犬やめんこい犬が
いっぱい来てて、なんてすばらしいんだ・・・あ、脱線しました。
この犬っこ水槽にいるのは、写真の左側にもちょこんと映っているんですが
雪の中から
頭だけ出してる
なんでチンアナゴが犬?と思っちゃいそうですが
「チン」は、犬の「狆(ちん」に由来しているんです!
なんでも、顔が似ているとからしいんですけど・・・
目の後ろにある黒い丸模様も特徴的ですからね、言われてみれば白黒が特徴的な
犬の狆を連想しそうです。
もう1種類、小さなサメが入っているのですが
このサメ。
「イヌザメ」といいます。
15センチほどの、まだ小さなサメです。
イヌザメの由来はおなか側のひれを使って砂の上を動く姿が犬のようだということから
来ているそうです。
普段はじっとしていることが多いので、自分もなかなかその様子を見たことはないのですが・・・
いぬっこあめっこ水槽は2月いっぱい展示しています!
秋田の冬まつり水槽、ぜひ
冬は寒く雪も降ります。
だけど1年のうち冬は今だけ!
だからこそ今しかない冬を楽しみましょう!