今年もありがとうございました
12月31日。
水族館周辺にも雪が積もりました。
とはいってもまだ波は穏やかなほうです。
2020の営業が終了しました。今年もGAOをご愛顧いただき
ありがとうございました。
そしてこのブログも1年間お付き合いいただき
ありがとうございました。
年越しに
ホッキョクグマがもう1頭増えるなんて、素晴らしい年越しになりました。
26日に出産したユキとその子ユキっこ、31日も産室の中で動いたり
元気な鳴き声を聞かせてくれています!
27日にはユキの前脚の間から小さなお顔がのぞいていました。
29日はちょっとびっくりなことがありました。
ユキさんが
ユキっ子連れて産室から出ていくんですもん・・・
ちょっとしたら戻ってきましたが、今度は
子どもおいて
出ていっちゃうんですもん・・・
戻ってきて様子見。
ちょっとくらい待ってられるわよね。
お母さん、すぐ戻ってくるからね。
その辺にいるから、何かあったら言うのよ。
私の子なんだから、このくらい平気よね。
・・・そうして母はいなくなった・・・
(見ていた担当者、気が気でなかっただろうな・・・)
約30分後、母は
静止画ではわからないが、口をもごもごさせて帰ってきた・・・
ユキさん、最後に置かれたエサが残っていたようで
それを食べに産室から出て行ったようなんです・・・
(エサはホッキョクグマ用の配合飼料)
そうして何事もなかったように
我が子をきゅっと抱いてお休みになられました・・・
ユキさん・・・。。
野生下では子が生まれて子が移動できるようになるまで
雪の穴の中には食料はありません。雪は食べられるでしょうけど。
なので、巣穴から出てきたときの母グマはかなり痩せた状態で
出てきます。
しかしここは当然飼育下ですので、ユキさん自身が
餌を食べに行くことを選ぶこともできるわけです。
餌を残していたユキさんもすごいですけど・・・
(まさか産むことを見越してとっておいたとか・・・)
とはいえ、ヒトが立ち入ることはまだ危険と思われますので
餌を持っていくタイミングはユキの行動を観察して判断と
いうことになります。
これが難しいんだよなあ・・・
2012年に出産したクルミは
エサを欲している様子がカメラに写っていました。
(その時の様子こちら)
しかしここまでの段階で、すでにクルミの場合と
ユキの場合とで出産・子育ての仕様が異なっているように
感じるのです。
クルミの場合、出産数日前までは落ち着いていたものの
そわそわが多くなり、そこから出産。
産んでから数日は子のそばを離れることなく
ほとんどつきっきり。
ユキの場合は出産直前まで落ち着いていて、ふと産室の
外に出て出産。
産んでから3日経過で子から30分ほども離れるけど
不動の安定感。
なんなんでしょこれ・・・
個性という一言で片づけられるのか?
共通しているのは、お互い野生出身ではないので
子を育てるという本能は当然あるけどしかし
方法は各々違ってくるということかな?
とはいえまだ出産から数日しか経過していませんので
親子ともども健康第一でいてくれたらと思います。
12月30日。
親子で
おんなじ方向でお昼寝。
小さなあくび。
しあわせそうなおかお。
12月31日。
子どもかかえて伸び。
ユキっ子は頭から突っ込んでいくタイプのようです。
よく頭かくして尻隠さず状態なのを見ますから。
全身伸ばしたら
きゅっ。
ユキさん、子をかかえたまんまのローリングが素早い。
2021年もGAOの生き物たちを見守っていただければ幸いです。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!
さて、2頭のお父さんの最近は
誕生日プレゼントのスペアリブをもらって大事そうにほおばっていた。
(・・・ほおぶくろ?)
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