お知らせ!!!
前回のブログで、
ホッキョクグマの豪太とクルミが
夜も同居していることをちょこっとお話しました♪
夜間同居の間、2頭は寝ている間もあれば接近したりするときもあり、
おっ、いいかんじ??といった様子もみられました。
4月2日の夕方、オスの豪太がメスのクルミの上に覆いかぶさる
「マウント」といわれる交尾体勢を繰り返しとっているときが観察されました。
ただ交尾の体勢をとってはいたのですが、交尾したとは・・・はっきりしていないかな~。。
時間も短かったのですが、2頭が交尾の体勢をとろうとしている様子が少しずつありました。
そして今日、
時間は11時40分のエサのじかん終了後。
2頭はふと近寄り、写真の体勢をとりました。
この姿勢で約50分。
豪太とクルミの同居が始まってからは常にスタッフが観察していましたので、
交尾前後も確認することができました!
この様子を観察していて、「交尾している」と、前にくらべるとはっきりと
言える動きが何度も見られました。
豪太がGAOに来て、7年。GAOにきたときは1歳半でした。
豪太は成長し、そしてクルミが来てくれました。
そしてこの瞬間を見れたことに、とても感動しました。
ここ数日、豪太はクルミの様子を注意深く伺っていました。
同居を始めたばかりのときは、追いかけたり追いかけられたりなときも
ありましたが
豪太はおだやかにクルミに近づき、クルミも体を豪太に近づけ、本当に
おだやかな雰囲気でした。
豪太は自分の母親以外のメスのホッキョクグマに接したことは
はじめてだったはずです。
豪太はすごく頑張っています!もちろんクルミも!!
もちろん、これで赤ちゃんが生まれると確実に断言できるわけでは
ありませんが、可能性が無いわけではないといえます。
そりゃあもちろん、新しい命の誕生を願わずにはいられませんっ!!
ホッキョクグマの発情期は3月から5月ころまでといわれています。
それまでは2頭の様子を見ながら、同居を続ける予定です。
交尾行動が見られたのは11時50分から、約50分間続いたのですが
この展示場は屋外観覧スペースもあり、そこでの話し声や音はすべて
ホッキョクグマにも聞こえます。
交尾体勢をとりはじめてから屋外スペースに入ってきた方に、専属獣医が急遽
「今ホッキョクグマが交尾しているんです、静かに音を立てないようにしてください」と
お願いしました。
そ~っと、足音を立てずに近づいて観ていてくれた方、邪魔しちゃいけないと室内から
観ていてくれた方・・・豪太とクルミをたくさんの人がそっと見守っていてくれました。
この場を借りて、本当にありがとうございました(^^
私個人の想いですが、ここ数日間、本当に貴重な瞬間を
目の当たりにさせてもらっています。