シリーズ「黄金ナマズが・・・」縫い目?!
お待たせしました。
シリーズ「黄金ナマズが染まるまで」
今回は衝撃の展開です。
ちなみに、本日のエクレアくん(コメントされた方、ありがとうございます)は
チョコ多め。
エクレアって、フランス語の「エクレール」ていう言葉からきているそうですね。
エクレールは稲妻、雷という意味だそうで。
あのお菓子のどこが稲妻、雷なんでしょうね。
聞いたことがあるのは、確かチョコのふちがぎざぎざになって、シューの部分が
雷みたいだからとか、シューの割れ目が雷みたいだからとかだったよ~な・・・。。
今日のおやつはエクレアですか。
とまあ、エクレアくんはどんどんチョコがけ部分が多くなっていく次第でありまして・・・。。
4月8日にGAOに来たから、ちょうど一か月ってところなんですね。
1か月前の姿は、
いい感じの色に
染まってきたんじゃない?と思ってみていたら・・・
縫い目のように
規則的に白く残る部分が・・・。
明らかに線を描いているではありませんか。
エクレア君はぬいぐるみだったのか。
とまあそういうわけではなくて、
担当者に聞いたところどうも皮膚にある「側線器官」の部分が
白く残っているようだとのことでした。
側線器官とは魚の体の側面にある線状の器官で、これで
水流や水圧の変化を感じ取ることができるといわれています。
すべての魚が均等に持っているわけではないようですが、ナマズの感覚器官は
かなり発達したもので、おそらく視界の良くない水中でも周囲の状況を
しっかり把握できるようになっているんでしょうね。
にしても、なぜここだけ白く残っているのか・・・
白いままだったら、気が付かなかったかもしれませんね。
このエクレアくん、おかげさまで
連休中も人気者でした☆
「白くな~い」という声も多々あったわけですが・・・
私たちが思う「ナマズ」は黒っぽい体が一般的なわけで、
エクレアくんはある意味「珍しい」状態でGAOにやってきたわけです。
(ただ、「白い状態は本当に珍しいのか?!という個人的疑問も
持っているんですけど)
黒いナマズだったら、ここまで注目されなかったかしら。
きっとそうですよね。
今回の写真を見てもわかるのですが、ナマズにはうろこがありません。
体はぬるぬるとした粘液に覆われています。
また、ナマズは夜行性です。
暗くなってから行動をはじめ、エサを探したりします。
ただでさえ暗い水の中、夜どうやってエサを探すのか。
それはヒゲです。
ナマズのなが~~いヒゲが、暗闇でのエサ探しに重要な役割を
果たしているのです。
また、先にも書いたようにナマズは他の魚と比べて感覚器官が非常に
発達しています。
このことから、昔から何か感じ取っていつもと違う行動を
早くに取り始めるのでしょう。
微弱な振動、電流も感知できるといわれています。
このことから、昔から「ナマズは地震を予知する」と言われているのかもしれませんね。
こういう言われがあるということは、必ず原因がありますから
その言い伝えの発端は、なんなんでしょうね。。
といったように、「ナマズ」もすごいんですよ。
生き物それぞれが生きるための能力を持っていて、それぞれが
全く違う形態をしていて、その形態を選んだ理由があるんですよ。
今回は、エクレアくんのおかげで、ナマズに興味を持った人がたくさんいることと思います。
エクレアくんのくれたきっかけを無駄にしないようにしなくてはいけませんね。
そのきっかけをつくる役割、本当は私たちがやらなきゃいけないことなんですけどね。