苦節10年
7月2日の記事「巣を作る魚」で
イバラトミヨが
卵を産んだことをお話したのですが・・・
なんとその後!
誕生!!
イバラトミヨの赤ちゃんが産まれたのですよ~!!
これは・・・仔魚っていうのかな?稚魚っていうのかな?
「稚魚(ちぎょ)」という言葉は、耳にしたことがある方多いと思います。
魚のいわゆる赤ちゃんをひっくるめて「稚魚」といいます。
専門的に言いますと、生まれてすぐが「仔魚(しぎょ)」、それを経て「稚魚(ちぎょ)」になるそうです。
仔魚と稚魚の違いはといいますと、卵から出てきた直後というのは親魚の姿とは大きく異なっている
ことがほとんどです。おなかに卵黄をつけている状態で卵から出てくるのも多いですね。
その段階では、まだ「仔魚」。
ここから成長し、親の姿と似た体のつくりになっていきます。
ここで「稚魚」という段階になるんだそうです。
これらをあわせて「稚魚」ということも多いですし、「仔稚魚(しちぎょ)」というパターンも
多いですね。
・・・とまあとにかくですよ!
イバラトミヨがGAOで生まれたんですよ!!
これを見ると
どうやらまだ卵黄をくっつけているものもいれば、親の姿に近くなっているものもいるようですねえ・・・
実は、先日お伝えした巣ですが
あの後巣の入口付近にあった卵が落ちそうになってしまい、そ~っと別の水槽に移動したんです。
孵化したばかりではちいさくて、他の個体に食べられてしまうこともあるらしく
巣ごと移動したのですが・・・
どうやら巣の中には孵化していない卵と、すでに孵化したものがいたようですね。
最初卵は6個程度しかないのかと思っていましたが、現在20匹ほどのイバラトミヨが
生まれているようなんです!!
実は・・・
イバラトミヨの飼育展示を始めて10年。
卵から仔魚が誕生したのは、これが初めてなんです。
ですので、イバラトミヨの生まれたばかりの姿を見たのも私はこれが初めてでした。
自然界で数が減っていきつつあるイバラトミヨ。
ここからどうか、新しい道が開けますよーに!!