とりぷる
ちょっと遅くなってしまって申し訳ありません。。
って書き出せばだいたい中身は予測していただけるのではと。
ゴマフアザラシの
マリー(手前)と
みずき。
そして
こまち嬢。
3頭そろって、おめでたでございます。
お相手は
この写真
マリーとみずきにはさまれているオスの「ゴクウ」です。
「すげーなゴクウ!」と、何度この言葉を聞いたか・・・。
ゴクウってば、相手は決まってないの?も~。。
と思われるかもしれませんが
ゴマフアザラシはオスは交尾以外、繁殖には関与しません。
かつ、親子兄弟姉妹の意識といったものもありません。
親子兄弟姉妹の意識がないのはメスも同じですね。
子育てしていたメスは子育て期間はつきっきりですが、一度
親離れをするとそういった関係性はすぱっと切れます。
現在GAOにはオスのゴマフアザラシは2頭ですが、ゴハン王子はまだ小さいので
繁殖には関与していません。
ここ姫もまだ小さいので、繁殖には関与しません。
繁殖に関わることのできる個体がすべて繁殖に関わる、という
なんともびっくりな事態になっています。
まあ、おめでたいことなんですけど。
これでゴマフアザラシの妊娠は3年連続となるわけですが
メス3頭が全員、というのはもちろんGAOでは初めてのこと。
よく映っているというエコー検査画像をいただいてきました。
これが
マリーさんの。
これが
みずきの。
これが
こまちの。
こまち以外のがはっきり見えない方は心の目で見てください。
日にちは10月20日とちょっと前のものになっていますが
この後行った検査でも心臓が動いていたり、大きくなっていたりと
現在のところ3頭ともに順調ではないか、とのことでした。
いやいや、それにしても・・・・・。
個人的に一番心配なのが
マリーさんです。
子育てしないんじゃないかとかそういうのではなく・・・。
マリーは9年前にみずきを出産して以来出産はありません。
現在推定22歳(もともと保護されたので)。
比較的高齢出産の領域と考えられます。
母子ともに健康であってほしい。
とりあえずは3頭とも現展示場での出産子育てを目指します。
出産はおそらく2月下旬から4月上旬。
出産・子育ての環境を整えることと同時に
平行して考えなくてはならないのが・・・
現在ゴマフの頭数は6頭(!)
で、今回の3頭が無事生まれれば9頭(!!)
ましてや一家。
・・・・・言わずもがなですね。
旅立ちを、考えなくてはいけないかな。
とはいうものの、こうしてゴマフアザラシが生まれて
すくすく育っているということは
GAOだけでなく、日本の動物園水族館という目で見ると
とっても明るいニュースなんです。
春が待ち遠しいですね!
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