ちびジェンピー

ちょっと前のお話になりますが
今年GAOでは4羽のジェンツーペンギンのヒナが孵化しました。

そのうちの1羽が
 どーも
小さいのでは・・・というお話です。
詳細こちら

 なんだか
ちょっと、線が細いですね。

同時期に孵化したジェンツーと比べても体重の伸びが少ないことも
気になるのですが
息をするときに、どーも苦しそう・・・というか、
深く深く呼吸をしていました。

とはいえ、自力でエサを親にねだり
ちゃんと食べている様子も確認されていたので
親から離すことはせずにいました。

ヒナが食べるものは親が一度胃袋にためた魚などです。
おなかがすくとピーピー鳴いて親のくちばしをつつきます。
すると親はくちばしを開け、ヒナに直接胃袋からの
エサを流し込む・・・という方法でヒナはエサをもらいます。

そのため、親に与える魚に薬を入れて
間接的にヒナにいくようにしました。

また、呼吸器系にと
 こんな
治療を・・・

これ、ドライアイスじゃないですよ。

 薬を
専用の装置に入れて気化させて、呼吸器系に直接届けるそうです。

ヒトだと、ぜんそく気味の人にこういう方法で治療したりするそうですが

 数日間
続けて・・・

ある日
「あの子、どうなったの?」

「いますよそこに」

 ん?

 んん?!

ジェンツーじゃん!!

というわけで、白いバンドがトレードマークのジェンツーペンギンに
なっていました!ヒナ特有のふわふわ羽根もすべてきれいに
大人の羽根にかわっていました!
(この過程を見過ごしてしまってごめんなさい・・・)

呼吸するときのぜ~ぜ~感もなく、言われなければ気が付かないくらい
元気になっていました。

しかし、大きくなったものの
これまでのジェンツーのヒナの成長に比べると体格が小さいような
気がするのです。

このときは落ち着いていましたが、今後も注意して
見ていく必要がある個体です。

ともあれ、大きくなってくれたことに
今はうれしく思います。

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