冒険はじめました
展示場の中には
何か所かカメラが付いているところがあり
ペンギン展示場にもあって、展示場から離れたところでも
観察できます。
通りすがりにふと見てみたらば
・・・ん?
(画面右に注目)
ヒナヒナヒナヒナ!
巣から出てきちゃってるよ!
というわけで、7月13日に孵化したジェンピー(ジェンツーペンギンのヒナ)は
巣からよちよちあるいてお散歩しはじめました!
ついに観覧側からふつーに見えるようになりましたよ~。
しかしだ。
何ですかこのりりしさ。
親はどこだ。
いやいや、
そこはキミの巣じゃないんだが・・・
展示場内に入ってみると
すっかり大きくなりました!
しかしまだまだヒナちゃん。このふわふわの羽根では
泳ぐことができません。
野生では、泳げなければエサを採ることができません。
ですので、ずいぶん大きくなってもまだまだ「ヒナ」なのです。
親からエサをもらいます。
飼育下では限られたスペースに親子がいますので
親と同じような大きさになってもしばらくはエサをねだり続けます。
この時はちょうどエサのじかんで、親が
ヒナにエサを与えていました。
ヒナはお腹がすくと
ピイピイ鳴きながら小刻みに親のクチバシをつつきます。
それが合図なのか、
親は自分が一度食べたエサを吐き戻してヒナに与えます。
このくらいの体の大きさ・クチバシの大きさになると、親は自分が食べた直後、
魚そのまんまヒナにエサを与えるようです。ヒナも特に問題なく
まるのみしていきます。
↑証拠写真。
(親と子のタイミングが合わなかったんだと思います)
これ見ると、ヒトが与えるエサの魚が一度親ペンギンの胃袋を経由する意味
あるのだろうかと毎年思います。
もう手からとって食べればいいのに・・・。。
ヒナが小さいころは、丸のまんまのおさかなを飲み込むとは
できませんので、胃で消化してドロドロの流動食を与えます。
しかしヒナの成長につれて、ヒナも要求量が多くなってくるので
エサを食べては与えての繰り返しになります。
そうなってくると、ほぼ消化もされない胃袋に貯蔵された
魚をヒナに与えることになるのです。
野生ではオキアミなどの甲殻類も食べ貯めします。
今年のジェンピー、展示場の中をけっこうお散歩していますので
大きさ的にはイワトビサイズのふわふわペンギンを探してみてくださいね!
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