エイちゃん身体測定
サンゴ大水槽に
厚手のビニールを張った担架?
を沈めます。
普段あまり使わないアマエビ(エサとしてはリッチ)を竹の先に着けて
エイちゃんを呼びます。
乗った~!!
このエイ、「サザンフィドラーレイ」というエイの仲間です。
日本ではあまり飼育例のない種類だそうです。
フィドラーは「バイオリン奏者」という意味があるそうで、形から
その名前がついたそうです。ちなみにレイは「エイ」です。
どうしてこんなことをしているのかというと
一緒に丸いプレートを沈め、画像からサイズを比較することで
サザンフィドラーレイのサイズを知ることができます。(そういうソフトがある)
以前は潜水してメジャーで律儀に図っていたのですが、
動くし4個体もいるし計測する部分1か所じゃないからどれが
どれだかわからなくなるし・・・だったのですが、この方法で
より正確に各部位を計測できるようになったそうです。
サザンフィドラーレイは飼育例が少ない分、成長の記録も少ないです。
現在GAOでは4個体おり、定期的に計測をして成長の記録を録っています。
将来的には繁殖までたどり着きたいところです。
エイの仲間ですよ~ というと、
ああそうかエイなんだ・・・と思ってしまいますが
サザンフィドラーレイの尻尾の部分だけに注目してみると
サメっぽくないですか・・・?
サメもエイも、分類上は「軟骨魚類」に分類される魚ですが、サメとエイに
分けられるポイントがあります。
これはサメです。鰓の切り込みのある位置が
眼の斜め後ろ・・・というか、お腹を底に着けた状態だと
鰓が見えますね。
一方エイはというと
鰓がわかりません。
裏側・・・というか、腹側に
あるんです!
エイの腹側はよく「顔みたい」と言われますが、目の様に見えるのは
鼻孔(または噴水孔)という器官なんです。眼は反対側にちゃんとありますからね!
というわけで・・・
腹側を下にしたとき、体の横に鰓の切り込みが見えるのがサメ
下側に鰓の切り込みが見えるのがエイです。
種類によっては、「サメ」と名前がついているのに分類上は
エイに分類される種もあるのでご注意を!
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