いた~~!!!
「お知らせ」にもありますが、ホッキョクグマクルミの仔グマの動画を2つアップしました☆
仔グマはすくすく成長しております。
いや~、なんだか・・・ずいぶん・・・
すっかりクマじゃあないですか。。
(動画から画像にしたものですので、荒いです)
耳がわかりますよ、耳が!
耳がぴこぴこ動くんですよ~!!
この映像は仔グマが74日齢のときのもの。
元気です。
カメラのある位置がチップの山の上に近いので、登ってくれるとかなりはっきりと映ります♪
その動画がこちらですね→http://youtu.be/TjmLvXQd2pw
そしてもう1本の動画なのですが・・・
仔グマちゃん77日齢、ついに産室から出ちゃいました!
その動画がこちらですね→http://youtu.be/VhOTDJo9bFc
クルミの横にちょこんと小さなちびまんじゅうが・・・。
どうもこれを見ると、産室から出てきてそのまま疲れて寝ちゃったような感じでしょうか?
実はこの動画なんですが、普段この通路の映像はこんなに明るくありません。
ほとんど真っ暗なんです。集音マイクもありません。
この前日の夜から、産室の中で仔グマとクルミの様子が確認できませんでした。
音も映像もわからず、おそらく産室から出ているのであろうとは思ったのですが・・・
この画像の時刻が午前9時。親子がどこにいるのか、姿を確認することがしばらくの間できなかったのです。
マイクにも全く音がありませんでした。
どうしよう・・・。
最近、クルミにエサを与えるときは裏の部屋の電気をつけます。
そのことも考慮し、親子の姿と様子を確認するため、明かりをつけて確認しようということにしたんです。
そのときの映像なんです。
画面で姿を確認した自分は思わず「いた~~!!」と言ってしまいましたよ・・・。
このアングルで親子を見たのは初めてでしたからね!
本当にいるんだ・・・親子の姿を確認して、ほっとしました。
ここまで動けるようになったのは、元気な証拠ですからね!
と、安心したわけですが・・・
このあと、クルミは仔グマを産室へ連れて行き、なんだか落ち着かない様子で
産室と通路を行き来する様子。
仔グマが産室から出ていること、その状態で明かりが一瞬ついて、ついたのに人が来ないことで
警戒心を高めたのかもしれません。
親子が産室の外にいた時間、クルミがどういう行動をとっていたかはわかりませんが・・・。
産室と通路を行き来していながらも仔グマが鳴くとクルミはすぐに戻り、仔グマを抱く様子。
でも仔グマが寝たり落ち着いていると、注意深く産室と通路を確認しており、
あまり落ち着きませんでした。
仔グマが産室から出ることも、クルミ母さん的にはまだちょっと早かったのかも・・・。
それ以前に、いつもと違うことを人間側が引き起こしてしまいました。
このあと、時間が経つと親子とも産室の中で落ち着き、じゃれあったり授乳したりと
いつも通りだったのでほっとしました。
クルミ親子の状態を確認しなきゃ・・・という気持ちと、焦りもありました。
エサを与えに入ってるし、大丈夫だろうという判断でしたが・・・
すみません、クルミ母さん。いらない心配でした。。
確認しなきゃ、というのはあくまで人間側の都合です。
しかし、確認できない時間が長いとどうしても
「何かあったんじゃ・・・」
という不安がどんどん大きくなっていきます。
抑える気持ちも必要ですが、だからといって何も起こらないとは限りません。
何もしないことが最善だったということだってあるわけです。
判断というのは、難しいです。
人間は、生物が何を訴えたいのか、何を望んでいるのかを100パーセント理解できませんし、
生物と言葉で会話することもできません。
ただ、種類によっては自分の意志を表現したり、
表情で気持ちを伝えようとしてくれる場合もありますが、それだって
こちらの受け取り方は正解なのか・・・。
伝えようとしてくれる生物に対しては全力で読み取ろう、理解しよう、そして対応という流れは
当然やらなくてはならないことですが
合っていたかどうかを判断するのも、生物のその後の反応を見て、
「たぶん大丈夫なんだろう」と思えるようなことならばまだ良いのかもしれませんが、
果たして本当に正解なのか・・・。
とにかくクルミの器の大きさといいますか、母親っぷりは本当にすごいものを感じます。
仔グマ誕生~!!すくすく育ってる~!!という喜びが日に日に大きくなってきて、
ここまで大きくそだっているのであればもう大丈夫だろうという安堵感が大きくなっていく中で
誕生の直後の不安感いっぱいで慎重に過ごしていた時を思い出させてもらいました。
「初心忘れるべからず」
本日(21日)も、仔グマは元気です!
仔グマは再び通路に出て、そしてクルミが連れ戻すという
「外に出たいの~!!」
「まだちょっと早いわよ!!」
という親子の攻防戦があったくらいに・・・。。