トンちゃんの寝場所
GAOが閉館すると、スタッフは閉館のための作業をします。
電気を消したり、今日も一日生き物たちが元気だったか相談して
明日の予定を立てたり、スタッフが帰る前の最後の見回りをしたり・・・
豪太はおやすみの準備で裏の部屋に入れて、夜のエサをあげます。
カリフォルニアアシカの
トン吉の展示場でも、
いわゆる閉館作業があるんです。
それは、
この扉、日中は閉めています。
この先には裏の予備のプールにつながっているんです。
なぜこの扉を開けておくのかというと・・・
トンちゃんは、夜、
なぜかはわかりませんが、
そもそもなぜこうしたのかというと、トン吉がGAOに来たばかりのときですが
「トン吉、夜ちゃんと寝てるかな?」という心配があったのです。
到着したばかりのときは、これまでと大きく違った環境の中で
落ち着かなかったことと思います。朝も昼も夜も、プールの中を泳ぎまわっている姿ばかりを
見ていたので、ちゃんと休めているのか心配でした。
展示場に陸はもちろんあるのですが、どうもそちらにあがった後がない。
そもそも上がったところを見ていない。
人に警戒しているということもあったのでしょう。
最初はなかなかエサも食べてくれませんでしたから。
でもせめて、夜はゆっくり休まないと・・・う~ん・・・
ためしに扉開けてみたら?もしかしたら自分で入るかも。通路はちょっとせまいけど、
もしかしたら逆に落ち着くかも。
ということで夜間通路の扉を開けてみたのですよ。
そしたら。
すぐに入って、写真のようにお休みになったのですよ。。
翌朝、めちゃくちゃ元気でした。
ということで以後、夜は扉を開けておくことになりました。
もっと早く気付いてあげればよかった~、ごめんねトン吉~。
というわけで、トンちゃんは
元気いっぱいな姿を見るのもうれしいですが、こうやってゆっくり休んでいる姿を見れるのも
うれしいですね♪