羽根舞うペンギン展示場
この写真は一体誰かというと・・・・・
2013ジェンピーズの
うちの1羽です。
うそ?!と思われた方もいらっしゃるでしょう。。
無理もありません。
6月には
立派に
ジェンツーペンギンになりました!!
(注:どちらもジェンピー)
毎年、この時期になると思うのですが・・・成長の早いこと!!
ところどころほわほわした羽根が残っていますね。
これはヒナのころにしか生えていない特有の羽根で、「綿羽(めんう 又は 幼綿羽)」
といいます。
これが抜けると、大人と同じ硬い羽根が現れ、水に入ることができるようになります。
体重は大人とほぼ同じにまで成長し、あとは水に泳ぎだすだけ!なんですが・・・
まだちょっと・・・
(注:これもどっちもジェンピー)
ちなみにこれが6羽いるんです。
今年孵化したジェンピーは6羽で、皆親元で無事成長しました!!
泳げるようになったら、完全に巣立ちです。親からは離れなくてはいけません。
大変なのは、ジェンピーだけが理由ではなくて、
これ。
病気じゃないですよ。
むしろ健康な証拠ともいえるのですよ。
現在、若いペンギン達から順に換羽(かんう)という、
ペンギンにとっては一年に一度の大切な衣替えの時期なんです。
それまで生えていた羽根の下から新しい羽根が作られ、古い羽根がごっそり
抜けてくる時期なんです。
足元には
抜け落ちた羽根がどっさり。
毎年毎年、中身が実はずるっと抜けるんじゃないかなあと思うような羽根の抜け方で・・・。
(↑言ってることがよくわからなかったらごめんなさい)
換羽の時期、ペンギンは水に入ることができません。
羽根の生え変わっている間は本来羽根の役目である防水・防寒の機能が効きません。
また、本来であればペンギンは水の中で泳いでいる魚やオキアミを捕まえて食べますから
水に入れない=エサを獲ることができない!ということなんです。
というわけで、飼育下のペンギン達も
換羽の時期になると体力を消耗しないように陸の上でじ~~~~っと、羽根が新しくなるのを
待っているんです。
さらに、体の中で新しい羽根を作るにはたくさんのエネルギーを必要としますから、
余計な体力の消耗はしないぞ!といった感じに、本当に動かなくなるんです。。
これも毎年思うのですが、
体の中で新しい羽根が作られるってどういうことかと想像すると・・・
ジェンツーだけではなく、
換羽は、一年前に孵化した個体から始まります。大人になったペンギンたちは
ほぼ一斉に換羽を迎えます。
というわけで、
ペンギン展示場では今
ヒナのほわほわな羽根と
大人のしっかりした羽根が
た~くさん舞っているのです。
ペンギンの羽根は硬く、
枕や布団にはおすすめできませんので、あしからず。。