巣立ちのとき

イワトビペンギンのベビーラッシュから2ヶ月。今年は4羽のヒナが誕生し、
そのうち1羽は飼育係が育てました。
イワトビペンギンの人工保育はGAO初の出来事。「ピーちゃん」と名づけられたヒナは
すくすく成長し、
そしてみてくださいこのすがた!!
 あ、もうすっかりペンギン。
体重も2キロとほぼ大人のイワトビペンギンとおなじ!!
イワトビペンギンのヒナの成長は早いはやい。
まだ首の部分に、ヒナのときのふわふわの羽根がのこっていますが、もう無いも同然。
このときピーちゃん、普通に泳いでいました。
ペンギンは誰に教わらなくとも、羽根が大人の羽根になると泳げるんです。
 泳げるようになったぴ!
ということは・・・「巣立ち」です。

自然のイワトビペンギンは、泳げるようになったということは自分で海でエサを取れるということ。
もちろん水族館では人の手でエサをあたえるのですが、自分でエサを食べることができるということは、
もう親と一緒にいる必要はありません。
このころになると、親ペンギンに育てられているペンギンたちは自らいろいろなところを歩き回り、
親といっしょにいることはなくなります。
 この2羽は、親ペンギンに育てられたイワトビたち。
ピーちゃん、裏の部屋にいるのですが、ここ最近は1日のうちほんの少しずつ、展示場をおさんぽしたりして
本来の展示場に戻れるよう様子をみていました。

他のペンギンたちも迎えてくれているようでしたので、展示場に戻すことにしました。
いじめられたりしないか不安だったのですが・・・
 なんかなじんでるし。
もう大丈夫だね!
 せんぱい、よろしくだぴ!!!
注:左がピーちゃんです。

ちなみに、ふ化してから1年以内の若いイワトビペンギンには目の上の黄色い「飾り羽根」が
ほとんどありません。
1年後に迎える、羽根の生え変わる時期にぴょ~んと生えてくるんです。
ペンギン展示場に来たら、ピーちゃんを探してくださいね☆

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