桜を待つ

木の枝にたくさんついた、
 ほんのり 
青みがかったつぼみ。
これ、「ハナフタヤギ」といいます。

 きれいですね。

 なんだか
桜の木みたいにも見えませんか??

そうですよ。
水槽の中ですよ!!

 こちら、
「ハナフタヤギ」といってサンゴの仲間なんです。

 この
ひとつひとつが、「ポリプ」。
サンゴを形成する基本単位ともいいますか、これが集合して
大きな集合体となり「サンゴ」を呼ばれているわけです。

正確に言うと、ハナフタヤギは
「陰日性(いんにちせい)サンゴ」の仲間です。

一般的に、サンゴといえばサンゴ礁。沖縄や
オーストラリア、太陽の光が降り注ぐ海に広がっているイメージがありますよね。

サンゴにも、光を必要とするものと必要としないものがいるんです。
光が必要なサンゴは「好日性(こうにちせい)サンゴ」といい、自らの中に
褐虫藻という藻類をとりこんで、その藻類が光合成することにより栄養を
もらいます。ですので、光が必要なんです。

一方、陰日性サンゴは光を必要としません。
自分でエサを取り込み成長します。なので、光の届かない
海の深いところでも生息できるんです。

 つぼみのような
この状態は、ポリプが閉じた状態。
このポリプが開けば、青い花が咲いたみたいになるんですって!

ちなみに、
 ハナフタヤギと
一緒にいるこの魚。

 「ミナミアカエソ」
といいます。
こちらの魚も水深200mほどの深い海からやってきました!

 なかなか
悪そうな顔をしてるんですよ~とのことだったんですが・・・歯のことかな・・・

 そんなふうにも

 みえないけどね・・・
う~んでも、この細かい歯でがぶっとやられたらなかなか痛そうだな~・・・。

さて、3枚目の写真を見て
もう一つつっこみどころがあるかと思いますが

 こちら!
このねじねじ!!

こちらも実は陰日性サンゴの仲間で「ネジレカラマツ」といいます。

 なんか、
成長すると伸びに伸びてメートル級になるとか・・・・・。。

 こちらの水槽は
3階サンゴ礁コーナーにあります!

残念ながら、この日はハナフタヤギが開く姿を見ることはできませんでした・・・。。
ポリプが開いた姿は、青い桜のようだとか!

この桜が満開に開いたら、またレポートしま~す。。

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