クルミ様、コーンな日
14日から、ホッキョクグマのクルミ様
通常展示バージョンになりました。
意を決して、
と思ったら、
冬のプールに
エサ入れるんじゃないわよ!なんて聞こえてきそうな小走り。
突然、
前とおんなじように動いちゃって、筋肉痛とかにならないのかなあ・・・
よく考えてみれば、筋肉痛というのも人間の体で起こっていることであって
クマにとってみれば「筋肉痛」ということ自体が珍しいことなのかもしれませんね。
ホッキョクグマはクマの仲間ですが、基本「冬眠」はしません。
冬眠する種の場合、冬眠中のクマは体温を下げ、心拍数・呼吸数も極限まで下げ、
エサの多い春を待ちます。
ホッキョクグマの場合、出産を控えたメスが冬眠状態に近くなるそうです。
出産の数か月前から絶食、巣穴に籠って出産、産んだあとはさらに子育てです。
出産まで、メスはエネルギーを極力使わないことが必須です。
心拍数と呼吸数を限りなく少なくし、エネルギーを蓄えなくてはいけませんからね。
巣穴から出たあとも、すぐに動けるような体でなくてはいけませんから、
身体能力は恐るべき機能なのでしょう。
ホッキョクグマではありませんが・・冬眠するクマも、それまで冬眠していたのに
目覚めると比較的早く動き出すことができます。
目が覚めてぼけ~っとしてるときに天敵におそわれちゃったりしたら大変ですからね。
体の機能が、すぐに動き出せるようになっているそうですよ。
スイッチの切り替えがものすごく速いんでしょうね~。
これを考えると、人の体というのはこういうのに比べると怠けているのかも??
それまで
ごろんごろん
してても、
エサの時間も通常通り行っています!
クルミは13時30分ですよ~。
クルミダイブが見れる確率高ですから、見に来てくださいね!
さてさて、クルミの出産に関しては
出産を想定した準備をしておりましたが、今季の出産はないと
改めて判断をしました。
ホッキョクグマの出産は11月から12月がほとんど、かつ
前回豪太との交尾を確認した日から計算すると
過去のデータから考えられる妊娠期間は過ぎています。
だからといってデータがすべてではないので、観察は
続けていましたが、クルミの状態を考慮し、出産時期や
妊娠期間等々をふまえ、「今年、これ以降は無い」という
判断をし、出産を想定した管理体制は解除ということになりました。
今後は次の繁殖期と想定されている2~5月の同居に向けた
準備に入ります!
今後も、GAOのホッキョクグマ
豪太とクルミを
あたたかく見守っていただけたらと思います。