ここ最近のGAOペンギン事情

昨年生まれたイワトビペンギンたちの
 羽根が変わる時期
「換羽」の季節がやってきたようです。
現在古い羽根の下から新しい羽根が押し上げている真っ最中なのでしょう。換羽にそなえて
太った体に加えて羽根が押し上げられてもっこもこです。

 換羽トリオ。

以前の「ピーちゃん、パパになるhttp://www.gao-aqua.jp/blog/?p=15889」でお伝えした
スタッフが育てたイワトビペンギン、ピーちゃん(オス)。
ペアを組んで、めでたく初めてのヒナ誕生!となったわけですが
ちゃんと子育てできているのかというと

 みてみてー!
大きくなったでしょー!なんて言っているかのように寄ってくるピーちゃん(手前)。
こっちのことはいいからほら、ちゃんと我が子の面倒見ないと・・・

 あ、ども。
気が付いたらヒナに寄り添ってるの、母親じゃなくて世話好きの若いのでした。

ピーちゃんとお相手、通称「9番」さんのヒナは順調に大きくなっているようです。

 この時期の
ふんばってるようなヒナがたまらなくかわいいと思います。
というか、脚が体にとってつけたように見えて・・・。。

もう1組、GAOで最強と恐れられている某ペアのところのヒナは
 あ、
けっこう育ってますね。
フリッパーとお腹部分はヒナのころの羽根が抜けてきています。

さてさて、昨日6月11日に

 ジェンツーペンギンの
ヒナが孵化しました~!!
ここオレンジさん(メス)のところです☆

見せてくれないかな~見せてくれないかな~

 おおっ!!

 いる!

 ・・・・・。。

しばらく対峙していましたが、ヒナの体重を測るということで見せてもらいました。

 2015年第1ジェンピーです!
(今年もしつこいようだが、GAOではジェンツーのヒナをジェンピーと呼ぶのだ!)

 なかなか
元気そうです。

 親元に戻したら

 バランス崩したのか
よろけてました。
ああ~こういうのたまらなく可愛い。。

さて、ここの親は
写真にも写っていますがメスはバンド色「オレンジ」。オスはバンド色青黄の通称「カツ」。
このペア、昨年まではそれぞれ違う相手とペアを組んでいました。

ですが今年、これまでのペアがすべて変わりました。

 このように
巣を作って産卵もしたのですが・・・

ペアが大幅に変わった結果、組数は増えたものの近い血縁関係があるもの同士のペアがほとんどで
今回繁殖させるのは今のところヒナが孵化したオレンジ×青黄夫妻のみとしました。
このペアはお互い他の血統から誕生した個体です。

他の卵は申し訳ないのですが親から取り上げ、今はにせもの卵をあたためて
もらっています。

これまでも何度か話に出てきましたが、血縁のある者同士でペアを組み繁殖すると
いわゆる「血が濃く」なっていきます。
それを防ぐために他の施設から協力を得て、生き物の交換を行ったりするのですが・・・。。

さらに、産卵の時期がこれまでよりも早かったのです。
どうも今年は血縁関係のあるペアが多くなりそう、産卵までに何かしらしなくては・・・と
思っていた矢先に、産卵が始まりました。

産卵があり、かつ卵をあたためることができるということは
各々繁殖子育て能力があることというのは判明したものの
各個体の繁殖を1シーズン棒に振らせてしまったことになります。

これは次の繁殖シーズンまでの大きな課題となりました。
個々の未来をきちんと考えてあげたいと思っています。

 2015年第1ジェンピー、
すくすく大きくなってほしいですね!

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