まんまる おめめ
昨日10月10日は「目の日」なんだそうですね。
正確には「目の愛護デー」。
10と10を横にして並べると眉毛と目に見えることが
由来だとか・・・。
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〇 〇 ←こうゆうことですよね。。
目というと、GAOで
「そのまんまるい瞳がたまらない!」というのが
代表的
アシカ。
に加えて
やっぱアザラシ。
「あれ?白目ってないんですか?」と聞かれることがありますが・・・
ありますよ。
犬や猫もそうですが、人でいう黒目のみが見えているだけで
眼球にはもちろんちゃんと白目部分もあります。ただ「出ていない」だけなんですね。
人の場合は目の動きで表情を作ったりコミュニケーションを取る手段にもなっていますが
野生動物の場合目の動きがわかってしまうと狩りに不利になってしまいます。
どれを狙っているのかがわかられてしまいますからね。
逃げる立場側にしても、逃げる方向に目線が明らかに行っていると
敵にわかられてしまいますね。
等々の理由から、白目が見えない動物もいるそうなんです。
さて、我らが大御所
ゴマフアザラシ
マリーさんですが、
実はマリーさん、眼がよくありません。
実はマリーさん、「白内障」なんです。
聞いたことがある方、けっこういらっしゃるのでは??
もちろんヒトでもなりますが、アザラシもなるんです。
特に高齢になると、その確率は高くなります。
マリーは野生から保護されました。
GAOに来たのは開館時ですが、それまでの年数を数えると
20年ほど経過しており、ゴマフアザラシの中では高齢の部類です。
マリーの目の白くなっている部分は「水晶体」。
いわゆるレンズ部分です。
この部分が白濁してしまい、おそらく他のアザラシよりは
見えていないと考えられます。
しかし。
言わないとわからないほど、動きはふつうです。
はっきりとは見えていなくても、ヒゲや体に当たる水や風で
周囲の状況くらいわかるのでしょうね。
他のアザラシたちと違って
ガラス越しのおもちゃに興味を示さないこともありますが、そんな理由があるからなんです。。
ガラス越しだと、音や空気の流れもわかりませんからね。
にしても、「言わないとわからない」くらいなんです。
正直数年前よりも見えているんじゃないかと思うときもあるのですが・・・
それは「環境に慣れた」ということかもしれません。。
マリーの目、じっくり観察してみてくださいね。