これからも

ある必要があって
クルミ様の写真を探し「これでいいかな」と思ったものを
プリントアウトしてパソコンの画面見たら

なんでか画面が真っ暗になり、完全にフリーズしました。
これを書いている時、
 復旧作業
してもらっています。

・・・あの写真じゃだめっていうことでしょうか、クルミ様・・・

ちなみに
 これ。

「直った?」って聞いたら
「画面復旧したはしたんですけど・・・どこを押したら復旧したのか・・・」

写真、替えますね・・・。

ホッキョクグマクルミへの献花台は
18日閉館後にお片付けさせてもらいました。

お花や果物、野菜、手紙等々
持ってきていただいたものはもちろんですが
宅配・郵送で送られてきた先を見ると
遠いところから送ってきてくれたものもありました。

こんなにたくさんの人に
存在を思ってもらったホッキョクグマって
他にはいないんじゃないかと、自分は思っています。

来たくても
来れなかった方もいると思いますので
ここで簡単に紹介させていただきます。

 ホッキョクグマの
クルミは、

 1996年
12月26日、釧路市動物園で父親タロ様、
母親コロ様の間に生まれました。

GAOに来たのは

 2011年
4月27日。

 氷ケーキで
お祝いしました。

すぐにこちらの思惑がわかったのか

 そこに居られると

 ヒトが
展示場にも裏側にも入ることができないという場所をすぐさま見破り
わたしたちは翻弄されていました。

「ホッキョクグマなのに
 しろくな~い」

という言葉、日常生活では聞くことがない言葉でしたが

 ここ数年で
何回聞いただろうか・・・。

木のチップの上で、ごろごろするのが大好きで

 クルミ様、

 茶色くなって

からの

 プール
でしたから、

昨日掃除したばかりなのに

 水が・・・
なんてこと、

 もう
しょっちゅうでした。

 ホッキョクグマの
メスって、こういう感じなのかと
これでいいのかと心配する我々をよそに

 クルミは

 いろんな姿を
私たちに見せてくれました。

 豪太と
同居すれば

体格差なんて気にしないというか、感じさせない

 バトルセンスで

 主導権は
明らかに貴女が持っていましたね。

 ここでも
ペアリングってこういうものなのかと
我々を不安にさせましたが

クルミは「子育てするホッキョクグマ」の姿も見せてくれました。

 クルミ様が
2012年12月4日に産んだ娘にも
バトルセンスは伝わっている様子です。

 黒い棒が
豪太じゃないだけに見えますもの。(注:GAOにいたときのミルクです)

 この写真、
お気に入りです。

 クルミの
顔が、今までと違うように見えて。

 娘が
大きくなると、母娘というよりはライバルに見えて仕方ありませんでしたが
クルミ様子育ての流儀だったのでしょうか。

 クルミは器用
だったのか

 遊び方も
バリエーション豊富で

 見ている
こちらが

 時間を忘れ、
自分の担当動物のエサのじかんを

 忘れそうに

 なりました。
にやっと笑う(?)お顔は
「クルミスマイル」として(一部に)広まりました。
あれは笑っていたのでしょうか・・・。

サバ、蒸かしたサツマイモが好きだったようです。
一度、カボチャをあげたことがありますが
口に含んでそのあと床に落とされました。

 ぷかぷかと
プールに浮きながら食べる様子は
「ラッコみた~い」と、ヒトの子どもが言っていました。

展示場では
 自分で
地面を掘って、お気に入りの寝場所を作って
外でお昼寝していました。

裏側を開けていても外で寝ていたんですから、やっぱり

 外が
気持ちよかったのかな。

お花・写真・寄せ書きがすぐに
いっぱいになっちゃって

連日、サツマイモやリンゴが届き

1頭のホッキョクグマの死を
こんなにたくさんの人がおもうことに
正直驚きました。

と同時に、
クルミ様の存在の大きさを実感しました。

全国各地より、クルミを思う気持ちが届きました。
クルミ様にも
皆様にも
ほんとーに、ありがとうございます。

「ありがとうございました」と表記すると
なんかすべて終わっちゃったような気がするので
それが嫌なので、「ございます」です。

クルミはホッキョクグマです。
日本の動物園水族館にいるホッキョクグマの1頭です。

クルミ様はクルミ様の一生を終え
ヒトの目には見えない存在になってしまいましたが
ホッキョクグマ界において非常に重要な存在です。
もちろん、それはすべての個体に共通していることなのですが。

クルミ様が置いていったものを
今後どうするかは
ヒト次第です。

もっと言うと、
生きている間も
その生き物、生き物の持っているものを「どうするか」は
ヒト次第です。

いつまでもしけた顔してるんじゃないわよ。
それを理由に、私の功績を伝えないわけ?

と言われないように・・・。

・・・クルミ様、貴女様は・・・

本当にいちいち面白かったですね!
(なんていうとヘッドロックか?!足払いか?!)

今後もいちいちインスピレーションをくださいませ。

そしてこれからも、
見守っていただけると幸いです。

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