かっちかちなもの
こ、これはああ~!!
秋田県民が熱望してもなかなか手に入れることができず
売り切れが続出したというあの!
9月25日より大手コンビニにて東北6県で復活限定発売の!
金農パンケーキ
じゃないですかー!!
夏の高校野球、すごかったですね!準優勝の金足農業高校は
9月30日の福井国体にも出場されるとのことで、頑張ってくださいねー!
金農パンケーキ食べて応援しています。
夏の高校野球が終わって季節は秋ですね。
今年の企画展「夏のGAO球場2018」
おかげさまでたくさんのお客様にご来場いただきました。
ありがとうございました。
企画展が終わり、あの部屋では
ケヅメ
リクガメの展示を始めましたよ。
カメの
甲羅って、ごつごつ硬いよね。
というわけで、
かたいもの
集めてみました!
え?水がないじゃないかって?大丈夫!
脱皮した
殻なんです。
GAOの中で「かたい」からものを集めてみました。
特に、エビやカニの脱皮したあとの殻はほとんど
そのままの形で残されていますから・・・
今にも動き出しそうだけど・・・。
魚も展示しています。
こちら
「マツカサウオ」といいます。
どこが硬いなのかというともうすでにお分かりかと思いますが
・・・ん?
これ、標本です。
死んでしまったものを乾燥させて、標本にしたものなんですが・・・
さわれるくらい、硬いです。あれ骨?くらい。
マツカサウオのウロコは
黒縁の
非常に硬いウロコなんです。また、体の大きさに対して
ウロコ1枚が大きいのも特徴です。
確かに、イワシとかのウロコって
小さいですよね。
この硬いウロコで身を守っているんですね。
その名の「マツカサウオ」は、見ためのまつぼっくり感から
来ています。
確かに
松ぼっくり感
ありますね~。
個人的に一押し・・・というか、見てもらいたいのが
リクガメのとなり
カミツキガメ。
実はこのカミツキガメ、過去に捨てられていたものを発見され、
当時GAOに受け入れる水槽があり、保護した個体なんです。
カミツキガメは本来、カナダ~エクアドルに生息していた種です。
ということは外来種はもちろんですが、
「特定外来生物」に指定されている種です。
「特定」とは何なのかというと、
ヒトに大きな危害を及ぼす可能性がある生き物ということです。
カミツキガメは性格は獰猛で、目の前に近づいてきたものには
基本的にかみついてきます。
しかも首が伸びます。そしてヒトの指くらいならば
簡単に切断されてしまいます。
外来という言葉やカミツキガメ自体は、最近テレビでも取り上げられる
ことが多いように感じられますね。
それだけ関心が高まっていることと同時に
国内にいるはずのなかった生き物がヒトの手で増えているという
現実が浮き彫りになってきているわけですが。
カミツキガメの飼育を始めるには、各都道府県に相談したり
環境省に必要な書類を提出し、許可が必要です。
というか、「許可が必要でした」。
現在はというと新規の飼育は基本的にできません。
それまで飼育していたものに限っては、
申請すればそのまま飼育を続けることが
できたのですが・・・。
特定外来に指定されたのが2005年。
指定された後に捨てられたカミツキガメが
発見されることが多くなったそうです。
それまで飼ってた命を
本人たちにとっては全く見ず知らずの世界に放つんです。
許可申請の必要が出てきたから。
申請の有無とは別にこれまでも捨てられたペットは
たくさんいますから、すべてがそうとは言いませんが。
正式な申請をすれば、飼育できたんです。
その「許可申請の必要がある」と何を天秤にかけて
捨てたのかは捨てた本人しかわからないわけですけど。
あ、話が脱線しましたね。
捨てた理由はいろいろあることでしょうが
でもね、カミツキガメは
かわいい
ですよ。
だからといって容易に飼育する生き物ではないんですよ。
どんな生き物であれ、その生き物を飼育する上で
何が必要か、何をしなければならないかは
よく考えましょう。
そして、捨てるのは絶対にダメです。
ある獣医さんが
飼うと決めた生き物を捨てるのは一番残酷。
飼育すると決めた生き物を捨てるのであれば
自分で殺して自分で食べること。
それが動物を飼育するということです。
と何かの本に書いていました。
残酷ですかね。
自分は、こういう覚悟が
「ペットを飼う」ということなんだと思います。
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