スターティングメンバ- 旅立つ
「お知らせ」にもありますように、
ゴマフアアザラシの
大御所マリーさん、天国へ旅立ちました。
5月4日早朝、スタッフが見回りにいった時には
動いていませんでした。
ですので、夜のうちに旅立ったのだと考えられます。
マリーは25年前、小さいころ北海道で保護されたゴマフアザラシです。
なので、推定25歳。
ゴマフアザラシの中では高齢にあたります。
秋頃から体調を崩していたマリーさん。
できる限りの検査と治療を続け、一時は
持ち直したかと思える瞬間もありましたが
ここ最近は一気に体重が落ち
エサも全く受け付けなくなっていました。
治療を続けるため、別室に入れていましたが
今年生まれの
ちびーず
専用プールを作るにあたり
それならマリーさんも一緒にいてもいい?と
同居
させていました。
日に日に
痩せていくマリーさんでしたが、頑張ってくれたと思います。
思えば、なんか
空気が読めるアザラシでした・・・。
体重測定も
すんなり乗ってくれて
過去に
お客様からエサを受け取るはずのアザラシが
急に
おねむになり
特に読んでないのに代打で
マリーさんが
来てくれたり、
今年2頭生まれるからと
別室にすんなり移動してくれたり・・・
この
立ち姿も人気でした。
マリーさんが
GAOに来たのは2004年の7月、GAO開館直前でした。
来館から約15年。
水族館の周年がかさめば、生き物は歳をとります。
その間、館内の水槽を移動したりしましたが、
GAOでは3頭の赤ちゃんを出産し立派に子育て。
そのうちの1頭、みずきはGAOで立派にお母さんになり
他の子も孫も、他の施設に引っ越していきました。
今年も孫が誕生しました。
当館だけでなく、国内の動物園水族館のゴマフアザラシ界において
非常に大きな存在だったと思います。
マリーさん、あなたの孫は
今日
スタッフの手から
魚を
とって食べてくれましたよ。
もしかして「食べてあげなさい」とか言ってくれましたか?
マリーさん
お疲れ様でした。
貴女のこれまでの姿と、最後の姿から多くを学ばせてもらいました。
本当にありがとうございました。
5日より、館内には献花台を設けてあります。
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