今年は3羽

キタイワトビペンギンのヒナの話書こうとしたら

5月7日、3羽目に孵化したヒナのことを
取り上げずにおりました・・・

というわけで、2019年は
3羽のヒナが孵化しましたよ!!

3羽目のヒナ、孵化直後は・・・

 こんなんでした。
このペア、メスが通称9番の「きゅーちゃん」、オスが「ピーちゃん」。
途中からヒトが育てたキタイワトビなんです。
いわゆる人工哺育・・・というかより詳しくいうと人工育雛(いくすう)です。

ヒトの手で育てたペンギンが、子育てするのかな?って
思ってたんですよ、正直。

成長はしたものの、それが不安でした。

そんな心配をよそに、ピーちゃんはペアを組み、我が子を
育てています。これが2回目です。

この時、ヒナをあっためていたのが嫁さんのきゅーちゃんなんですが

 顔が
怖いです。

実はこの若手ペア、他の個体に比べてヒナにエサをやるのに
ひじょ~~にムラがある。
すごくあげてる日と、そうでない日がある。

最初、なかなか体重が増えず
補助的にエサをあげたりしていたのですが・・・

数日後。
キューピーペアのヒナの体重を計るところを見せてもらいに
行ったら

電子計りが

 エラー。
重すぎるんです。
この計りでこのヒナを計測するには、もう重たすぎるんです!

というわけで、順調に大きくなっていました!
よかったよかった。

計れなくなったので

大きいので体重測定するようになりましたが・・・

相変わらずヒナの体型がおかしい。

親に戻すと

 こんな
状態。
もうお腹の下は卒業ですね。

相変わらずキタイワトビヒナの成長はすさまじいですね・・・

自分はあの状態を「千と千尋の神隠しに出てくる、太ったあとの
カオナシ」と呼んでいます。

3羽目に孵化したヒナがこんなだと、

 あ、
もうペンギンだ。

 あまりに
普通に立っているので、逆にヒナを見つけるまで
ちょっと探しました。

 こっち
本能半端ない凶悪ペア。
ほらもうヒナをガードしてるし。
それだけ立ってるんなら、もう大丈夫ですって。(といいつつ近寄れない)

昨年は残念ながら、キタイワトビペンギンのヒナの孵化が
無かったんです。

開館当初から繫殖に携わっていた個体は高齢化しています。
12月には開館当初からいた個体が亡くなり
他の個体の衰えも何となく感じていました。
さらに、若い世代がなかなか繫殖に参加せずにいたのですが・・・

今年は安定の凶悪ペアと
開館当初からいたベテランと若手の新しいペア
そして当館で繁殖した個体(ピーちゃん)と
神奈川県の京急油壺マリンパークから来た個体(きゅーちゃん)の
ペア
計3ペアでの繁殖となりました。

飼育下において、新しい世代が繁殖に入ってきたことは
うれしいですね。

みんな

 すくすく
育ってほしいですね。
ちなみに、凶悪ペアはどちらも開館当初からいる個体なので
若い者に負けずまだまだ現役でいてほしいものです。
ですが少し穏やかになってほしいです。

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