ユキさんがらみの近況報告

某日。
GAOスタッフ、丈夫そうな男性スタッフ3人で

 こんな

ところにいた。

こちら男鹿市にある、秋田プライウッド株式会社
男鹿工場さんですー。

察しのついた方、当ブログをご覧になって
長いですね。。

そうです。

ホッキョクグマ産室整備の季節でございます。
今は

 空っぽの
こちらのホッキョクグマ産室の床に敷き詰める木のチップを
いただきにお邪魔しましたー。

今年の春に交尾行動が見られたホッキョクグマ豪太とユキ。
出産の可能性があるため、産室整備の開始です。

野生ではメスが雪に穴を掘り、そこに籠って出産・子育てをします。
GAOでは写真のように木で囲われた「産室」とを作っており、
ここに木のチップをこれでもかとゆーくらに分厚く敷き詰めます。
2012年、クルミ様がGAOで初めてとなる出産・子育てをしてくれました。
それからこの産室は変わっていません。

思えばこの産室も、他の動物園の方から
仕様やら細部やらを教えていただいたものですので
それを考えると、1つの産室にものすごい量の歴史と情報が
詰まっているのですね。

 ちなみに
チップは杉。
さすが秋田。

工場の人にも手伝ってもらって
ひたすら土のう袋にチップを詰め込むのですが

 まだ
足りない!!

 ひらすら
詰める!この背景ぜんぶ木のチップです。

ひたすら詰めて

 完了!!

GAOに運んで

 あとは
ひたすら人力です。
ノルマとして1回2つずつ産室に持ち込んでいきます。

チップ搬入と同時に

 カメラも
取り付けていきます。
というか、写真は外している図ですね。

今年はカメラを新しくしたそうで・・・
どんな画が撮れるんでしょうか。

ユキさんですが、あくまで
「妊娠している可能性がある」としか言えません。

というのも今の技術ではホッキョクグマの出産前に妊娠を
確定させることが難しいのです。

体重300キロから生まれてくるホッキョクグマは
500グラム程度。
メスのおなかが出てきたり、こういう行動があれば
妊娠の兆候だという確実なものもありません。

例えばアザラシのように近づいて
おなか見せてくださいと
エコー検査ができればよいのかもしれませんが
そうもいかない生き物です。

ですので、交尾行動があったということは
妊娠している可能性があるととらえ
出産しても大丈夫なように準備をしていきます。

もちろん妊娠していない可能性もありますが
出産がなかったら、そういうことだった
ということですね。

考えてみればユキさん、GAOに来てまだ1年もたっていないのですが
どうでしょうね・・・

ユキさんの健康第一を考えながら、
対応していきたいと思います。

 あ。
帰りに見送りにきてくれた。。


がんばるのですよ。

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