2月27日休館日②リュウグウノツカイ見参
それは27日午後のことだった。
「リュウグウノツカイがいるっていうんで、行ってきます」と
スタッフ2名はGAOを飛び出していった・・・。。
そしてお決まりの
GAOスタッフと比べてみた!!
(ここ最近大型生物と必ず並んで2ショットを撮影してきたK氏が
休みだった)
2月27日、男鹿市北浦の畠漁港内に
リュウグウノツカイがいるという連絡をいただき、スタッフ2名が
行ったところ、その装備じゃ無理だろーと
漁協の方に運んできてもらいました!
しかもどう見ても・・・
ここ最近では最大なのではないか?!
とゆーわけで、計測したのですが・・・
入りきらん!!!
↓このときの画像これ
広角レンズなのに・・・。
はまりきらないので、スマホで撮ってもらった。
大きさなんと4メートル超え!!!
※一緒に映っているのはエサ用のサバ・20㎝程度
正確に言うと、429㎝、重さ17.2㎏でした。
2020年に確認したのはこれで初めてになるわけですが
2019年中では3匹当館に搬入しています。(多いな~・・・)
ですが4mを超えたのはこの個体が初めて!
加えて今回は、ちょっと解剖の様子もご紹介します。
魚の内臓系苦手~、見たくないという方は以降ご遠慮ください。
ちなみに、サバとかの内臓系とはかなり違います。
また、浮袋もありません。
腹側から出てきた臓器。
よ~く見ると
何か黒いつぶつぶが・・・
その中身が
こちら。
釣り餌などでおなじみ、そして水族館で使われているエサでもおなじみ
アミエビです!
しかも今回の個体
ものすごく食べてる。
リュウグウノツカイはアミエビや小さな甲殻類を食べていると
文献等で読んだことはありましたが・・・
これまでのリュウグウノツカイではこんなに胃に内容物が
残っていたことがありません。空っぽか、あっても消化が
進んだものがわずかに残っている程度でした。
ですので、ここまでしっかり食べているなんて・・・
発見したときにはすでに港内に沈んでいたそうですが、
もしかしたら直前まで泳いでいたのかもしれませんね。
が、もしかしたら胃に長くストックできる生き物なのかも
しれませんし・・・。
胃の内容物からでも、色々と考えちゃいますね。
というわけで29日と3月1日、
いつものところに展示しました。
中には展示開始までリュウグウノツカイを出待ちしていた
図鑑を持った小学生がいたとのことで、うれしかったです。
図鑑と実物、見比べてみてどうだったかな・・・。
話したかった。。
毎度毎度そうなのですが
トン吉がガン見。
2月27日休館日編、まだ続きます。
(協力:秋田県漁協 北浦支所畠地区のみなさま)
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