採血

お昼寝時はいつも何かしらのおもちゃをそばに置いておく豪太と

最近はこの木を枕にして寝るユキ。

数日前のことですが、ホッキョクグマ豪太とユキの
「採血」を試みました!
どうするのかというと、

ユキさんに前肢を格子の隙間から出してもらい、
軽くにぎってもらって

ぶすっとな。
一発で血が入ってきたではありませんか!!!!
ちなみに、ユキさんに与えているのはオリーブオイルです。

もちろん1回でできたことではなく、まずは
所定の場所に来てもらい
前肢を出してもらって
その体勢を維持する

という練習をしてきました。

もちろん気分もありますので、ユキの機嫌や
オリーブオイルへの執着(?)度合いで
今日はいける!(注射針刺せる!)というのを
判断します。

最近は調子がよさそうだったので
獣医さんに来てもらって針刺してもらいました。

ユキさんOKです。

続いて豪太です。

豪太の前肢のでかいこと。

注射針を刺すのはOKなんですが、
豪ちゃんの血がこない・・・

何でしょうね、皮膚厚いの??

まあまあ、針を刺すところまではいけてるので
今日は針ぶすっで終了しました。

ぼく、注射針がまんできるよ。。

なんとか力んで血管出してくれないかな・・・

こうして

ユキさんの血でより詳細な健康診断ができます。

最近はゴマフアザラシのゴクウとこまち、
カリフォルニアアシカのトン吉で
我慢してもらいながら採血することができました!

ホッキョクグマや大きい鰭脚類の場合、何か異常が
見られた場合の健康診断は難しいです。
押さえつけることができる生物もいれば、危険すぎる
動物も多々いますよね。

こうして日々ちょっとずつ練習して刺激にならしていき、
定期的に健康診断をさせてもらえると
具合が悪くなる前に、いわゆる早期発見につながることも
あります。

また、押さえつけると押さえつけないでは
生物への負担も大きく異なります。

こうして生き物が協力してくれることで
健康診断の幅が広がりますし、かつ貴重生物の貴重な
データを得ることができます。

得られた知見が、今後の飼育管理に反映されていきます。

今回の採血、豪太とユキはどう思ってるのかわかりませんが・・・

感謝の意味を込めて

たまに、牛の骨をプレゼントしています。

なによ。あげないわよ。

一方、豪太。

お部屋で食べるー。

いつもどうもです。。

ホッキョクグマの採血の様子、youtubeにアップしてます。

☆youtube公式チャンネル登録者数、1000人突破しました!
皆様、ありがとうございます!!☆

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