ナナへ、ありがとう。
昨日(5月23日)日中のブログで近況報告をさせていただいたゴマフアザラシの
「ナナ」ですが、23日夜体調が急変し、19時37分天国へ旅立ちました。
回復の傾向も見られていたのですが、本当に急な出来事でした。
得意の「立ち泳ぎ」!
ナナはもともと野生のアザラシでした。
衰弱していたのを保護され、縁あってGAOに来てくれました。
年齢としては高齢なアザラシで、両目は「白内障」という病気でしたが
開館当初から活躍してくれました。
お得意の「立ち寝」(立ったまま寝る姿)で人気者でした。
エサの時間でも大活躍!
目はほとんど見えていなかったようですが、アザラシは耳やひげの感覚器官がとてもすぐれている生物。
周囲の状況をしっかりと感じ取っていました。
また、当館で誕生した「みずき」のお父さんでもあり、他にもたくさんの子供のお父さんアザラシでした。
GAOの開館当初から活躍してくれた、ゴマフアザラシのナナ。
GAOのスタッフを成長させてくれた、偉大なアザラシです。
ナナから教わったことは数え切れないほど。そのひとつひとつを大切に、
未来へつなげていこうと思っています。
詳しい死因は現在調査中です。今後の飼育、治療、展示に活かすため
明らかにしていかなくてはいけません。
ナナの冥福を祈るとともに、ナナを愛してくださった皆様にお礼申し上げます。
本当に、ありがとうございました。
この場を借りて、ナナ、ありがとう。