限定飼育係体験報告
GAOは1月22日~26日、休館です。
27(土)、28日(日)と通常開館ですが
29日~2月2日まで再度休館です。
さて、事後報告ですが
こんなことやってました。
昨年12月、男鹿市内の小学5~6年生限定で
「飼育員体験」を募集しました!
ちなみに、男鹿市内の小学校5・6年生は230人程度。
男鹿市の方に協力していただき、案内を配布してもらって
希望者を募りました。
飼育係体験はこれまでも何度か行っていましたが
数年振りの実施となりました。
内容としては、水温の測定や水質検査、生き物への
エサやりなど、一部ではありますがGAOの飼育員が
やってもらいました!
それではその時の様子を飼育員がだいたいやってる順番で・・・
この日は双子くんが参加。その魚に適した水温かどうか測定します。
水槽の水の汚れ具合を薬品で検査・確認します。濁っていれば
わかりますが、透明でも生き物にとっては水質が悪いこともありますし
種類ごとに気をつけなければいけないポイントも違ったりしますからね!
生き物へのエサやりは、毎日エサをあげるわけではない種類もいたりするので
これは日替わりで体験してもらいました。
水槽の中の
特定の個体にエサをあげたい場合や、底からなかなか動かない
生き物には棒の先にエサをつけて与えたりします。
なんか
とんでもない大型魚にエサをやるように映ってしまいましたが
ピラルクは週に1回程度のエサです。
体が大きいと毎日エサをやらなきゃいけないと思われがちですが
大型の魚はわりとエサの頻度が少なめだったりします。
むしろ小さい水槽にいる体の小さい種類や、熱帯魚は1日に数回
エサを与える必要があったりします。
次はアザラシアシカのエサのじかんの用意です。
エサを用意するのですが、
ここで苦戦者続出。
アシカ・アザラシには小型のイワシやアジ、
大きいものだとサバ、ホッケを丸ごと与えているのですが
一旦冷凍されたものを解凍して使う過程で、失われてしまう
ビタミン等があります。
そのため、GAOでは与えるエサの量に応じて
エサの魚のエラの部分にビタミン剤を入れているのですが・・・
なかなか入れられない。
確かに思い切りは必要ですが・・・
割と力のいる作業だったのかもしれない・・・
ビタミン剤を詰めたら
エサやりに向かいます!さあさあ自分でバケツ持って。
1日とはいえ飼育係なんだから!
新人?新人?と
なぜかアザラシ全員寄ってくる。
ゴマフアザラシって警戒心強いんじゃなかったっけ・・・
ずいぶん丸くなられましたね・・・
エサをやりながら体の細部まで観察。
ここで面白かったのが、みんな割と「ツメ」に驚くというか目がいくのか
このあとアシカでもツメの話をするのですが、アシカアザラシの
「ヒレ」が面白ポイントだったようです。
みずきにボールを投げれば
しんじん!これ、あたしのお母さんよ。
あたしのお母さん、ボール運び早いの!
なぜかついてくるおんぷ。
あたしのお母さん、歯磨きだってぜんぜんへいき!
アザラシへのエサやりの次はアシカ!
サインを教わって・・・
実践!
たんぽぽ嬢の気を損ねると怖いぞ!
エサ食べてくれたかなーと思ったら振り回して投げてくるんだぞ!
たんぽぽ嬢の鳴き声は割とみんなドン引き!
(吠えるというかうめき声っぽい)
拍手OK!
投げキッス成功!
トン吉の鼻息ぶしゅー。
髪がなびくのがポイント。
飼育係体験をやったあとは
飼育日誌的なものを書いてもらうのですが
フグのボス・・・
足がプニプニ・・・
気になるツメ。
等々、普段仕事としてやっている私達が気にしないというか
気にしなくなってしまったことを気付かせてくれます。
また、どんなところに興味を持ってもらえたのかというのも
とても勉強になります。
中には、何年か前に兄弟が飼育係体験をしていて
自分もいつかやりたい!と思っていたら
コロナ禍でイベント自体が少なくなり
飼育係体験もなくなってしまったので
このままやらなくなるのかと思っていたので
とてもうれしいと言ってくれた方もいました。
募集開始から実施まで短い時間の中
ご応募・ご参加いただきありがとうございました!
体験イベント久しぶりだから自分もお話したい飼育係の姿。
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