アオリイカ 孵化しました
海水魚コーナーでは
「アオリイカ」が人気です。
しかしアオリイカ、現在は展示していません。
アオリイカは毎年夏頃に男鹿でみられるため、地元の漁師さんが
とってくれるものを展示しています。
しかしアオリイカの寿命は1年もなく死んでしまうため、
通年の展示はできません。
そしてそのアオリイカが残していくのが・・・
卵です。
アオリイカのメスは卵を産み付け、オスメスともに
卵の世話をします。しかし孵化の時期が近付くとオスメスともに
死んでしまいます。
そしてその卵から
孵化しました~!!
大きさは1センチもない、とても小さなアオリイカです。
成長した姿がこう(30㎝)です。
1枚目の写真と体の色が全く違いますね。
アオリイカは状況によって著しく体色を変えます。
落ち着いている時は白く透き通ったような体、興奮したりしていると
茶色くなります。
これは、全身に「色素胞」というのがあって
この「胞」を拡大・縮小することで色を全身の色具合が
調整されるそうなのですが(ほんとざっくりな説明です)
孵化したばかりのアオリイカをアップでみるとその「胞」の存在が
よくわかります。
一つひとつの「胞」が広がったり縮まることで
体の色を変えているそうなんです。
(縮まった時にほとんど無色になるシステムが
よくわからないんですが・・・なんかぎゅっとした黒い
点くらい残るのでは・・・)
こちらは孵化前の卵。
卵の中に目があるのわかりますか?
アオリイカの卵と孵化した個体は
2階の海水魚コーナーの一角にありますので
ご来館の際はよ~~く探してみてください!
※アオリイカの孵化個体について、初期の育成は非常に難しく
当館では無事成育させることができておりません。そのため、
急きょ展示中止になる可能性があります。
あらかじめご了承ください。
→展示は5月19日に終了しました。
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