リオン近況
11月8日、
6月28日に生まれた
カリフォルニアアシカのリオン
体重測定の日でした。
板の下に体重計があるので、とにかく上に乗ってくれればOKです。
当初はちょっとの傾きや、音にも敏感で
ちょっとでもバタンと音がしたならば
速攻で帰っていったのですが
ちょっとやそっとじゃ動じなくなりました。
さて、最近の王子ですが
なんか、カリフォルニアアシカらしくなってきたと思いません??
6月29日(生後1日)の写真がこちら。
毛の感じが全然違いますよね。
カリフォルニアアシカの「新生児毛」は少し茶色みがあるような
黒い、毛足の長い毛です。そしてこの新生児毛は1か月程度で
生え変わります。
こちら8月のリオン。
確かに、毛は大人よりわかりやすいですが
新生児毛より短く、丈夫そうですよね。
そして最近
全体的に大人と同じような、短くて硬い毛に変わったのと同時に
おなかの色が薄い褐色になってきました。
ちょっと前まで
ほんと全身まっくろだったのに・・・
写真で魚(アジ)くわえていますが
遊び(?)で噛んでいるうちに
自力でごっくん
飲み込めるようにもなりました。
たまにまた出てくることもありますけど・・・
カリフォルニアアシカの子育ては半年~1年程度続きます。
リオンもまだたんぽぽからおっぱいをもらっており、すぐに魚を
主食に切り替える必要はないのですが、1か月くらい前から魚を
ちらつかせていました。
リオンは100%たんぽぽが育てています。
魚を食べるまではたんぽぽのおっぱい、「液体」のみで
大きくなります。
魚を食べるようになると、「固形」を飲みこむ必要があります。
これがなかなか難しいのでは・・・と予想。
これまでGAOで誕生したゴマフアザラシたちの母乳から魚への
切り替えはどうしていたかというと、母親から離乳したと判断した
後に(体重の増えが止まった、減り始めた、ほとんどそばにいない等で判断)
後に魚をプールに入れておいたり、目の前に置いておいたり等から
始めました。
その後、プールの中で噛んでいるうちに飲み込んだ個体もいれば
なかなか飲み込むことがなく、強制的に魚を喉に入れることから
慣れさせることもあります。
リオンもこれやらなきゃいけないかな・・・そうなる前に
自力でおさかなごっくんできないかな・・・
と思っていましたが
優秀すぎます。
自由すぎるエサのじかんは続いていますので
ご来館の際はぜひアシカのエサのじかんを見てくださいね!
(アシカの気分等により実施しない日もあります、あらかじめご了承ください)
イベント参加のお願い!
まだまだ申し込み受付中です!
11月24日はホッキョクグマ豪太の誕生日会も行います。
ご家族でご来館予定の方はぜひ参加をご検討ください!!
さて、久々に
ぶろぐ担当の自由なコーナーーーー。
覚えてくれている方、いらっしゃるでしょうか。
2017年2月22日の回で登場した
ちょっと目つきが悪く
新聞紙を広げると乗ってくるうちの猫様。
大けがしてがりっがりに痩せた状態で道路のど真ん中に居座っていた
ところを拾い、以降飼い猫になった猫様です。
つい先日、お亡くなりになりました。
正確な年齢は拾ってきたのでわかりませんが、11年は経過していたので
それ以上なのは間違いないとして
少し前から腎臓を悪くしており治療を続けていたのですが
最終的には食べられなくなり、夜中に息を引き取りました。
人見知りもせず
小さな子供の面倒も見てくれる、非常に気の利く猫様でした。
拾ったのはわりと山の中の道でしたので
それまでどういう風に過ごしていたのか非常に気になりますが
拾った時は首輪もしていなかったので
そもそも野良猫だったのか
にしては拾って元気になったあと
人見知りはしないし
トイレは確実だし
家に帰るとお出迎えは必ずするし
やたらめったら爪とぎはしないし
(特定の椅子ぼろっぼろにしたけど)
できる猫様でした。
拾わなかったらどうなっていたのかなとも思いますし
拾われた先は幸せだったのかなとも思いますし
最後は治療を続けた上で生きながらえてもらいましたが
それもヒトのわがままですので
果たしてそれでよかったのか
最善はわかりません。
いずれにせよ
ヒト(自分)が拾い、特定の家の中で
ヒトの生活の中に入ってしまった猫ですので
「来てくれて」とは言えませんが
あの時道路の真ん中にいてくれてありがとう。
勝手に拾ってしまったけど
あなたを拾ったことで
拾わなかったら考えもしないことを考えたり
知る機会をもらいました。
もしよかったら、また来てくださいね。
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