あったかくなったら・・・その2
11月下旬、小さなアカウミガメが秋田の浜で保護されて、
現在GAOにいるお話を以前ブログに掲載しました。
(http://www.gao-aqua.jp/blog/?p=6885)
さて、保護されたアカウミガメたちは今どうしているのかというと、
元気ですよ~。。
保護当時に比べるとみんな大きくなっていて、なんだかまるまるしてきましたよ~。
今は企画展の水槽にいます。
最初紹介したとき、アカウミガメは2匹でしたが・・・
その後も保護が相次ぎ、現在は4匹!!
今の男鹿の海水温では冷たすぎます。
保護された時は皆あまり動かなかったので、ゆっくり温度を上げていき、あたためたところ
みんな元気にエサを食べ、泳いでいます!
後ろのヒレが傷ついて、裂けてたカメくんです。
こちら保護直後。
こうして見ると後ろのひれの半分ほどがすでに無くなっちゃってたんです。
が!成長と共に傷口がふさがり、今ではちょっと形が違うものの、後ろのひれも
しっかりしてきました!!
水の温度を少しずつあげて、元気になって
すいすい泳ぐ
アカウミガメたちですが・・・この写真の下カメくん。
上を泳ぐカメくんとは
ちょっと違ってみえませんか??
実は先日、4匹のアカウミガメに加えてもう1匹、保護されたのですが・・・
種類が違う!
こちらのカメくんは「アオウミガメ」。
なんと小さなアオウミガメも保護されてきたのです。
アカウミガメは甲羅がごつごつした感じがあります。
確かにこうしてみると、アオくんのほうがなんとなくしゅっとした感じがありますね
(かなり個人的な表現)
これまで、小さなウミガメが相次いで保護されることなんてGAOが開館してからは
無かったことなんですけどね~。
もしかしたら、海の温度や海流の変化等々、いろいろな条件が相まってなのかもしれません。
今はみんな、エサをたくさん食べて元気に泳いでますよ!
あったかくなったら、海に帰れるからね。
そしてつい先日、もう1匹、アカウミガメがGAOに運ばれてきたのですが・・・
予備の水槽に!
なんと重さ約80キロの、大きなアカウミガメが!
このアカウミガメは秋田市の砂浜に漂着しており、体重が約80キロあるといっても
かなりやせてしまった状態です。
体に海藻が生え、長い年月海を泳いでいたと想像できます。
さらに、片方の
後ろのヒレがありませんでした。ヒレの無くなった部分はすっかりふさがっていて、
泳げることには泳げているのでしょう。
かなり弱っているようで、こちらも少しずつ水温を上げてあっためているところ。
なんとか
元気になって、エサを食べれるようになってくれればいいのですが・・・
海に帰れるようになるまで、追っていきたいと思います。