ビーナスの落し物??
休み明けの朝、館内をうろうろしていると
「!」な生物が
増えているということはよくあることで。
朝いちからびっくりしましたよ。
本日の朝いちびっくりはこちら!!
ひらひら~。
透明な体でひらひらと水中を舞うこの物体・・・。
「お知らせ」にもあるように、この生物、クラゲの仲間で「オビクラゲ」といいます。
先日、水族館の前の海で採集したものです。
クラゲというと、一般的には傘があって、その下から足というか、正確には「触手」というんですが
それがびょ~んと伸びて・・・というものが有名ですが、「クラゲ」といわれる生物には本当にたくさんの
種類があるんです。
このオビクラゲ、大きさは20~30センチほどでしょうか。。
このサイズのオビクラゲ、GAOで展示するのは初めて!
私は、このサイズを見たのは初めてです。
ふちには
細かく櫛板(くしいた)が並んでいて、光を反射して七色に光り、とてもきれいです。
ひらひらと形を変えて、きれいだな~とぼんやり見ていました・・・。
ここで、不思議なことが・・・
透明な体に、ふと
青白い光が
浮かび上がる瞬間があるんですよ。
この青白い光り、ずっとあらわれているわけではなくす~っと消えてしまうんです。
このオビクラゲ、「Venus`s girdle ビーナスの飾り帯」とも呼ばれているそうです。
ひらひらと泳ぐ姿に神秘的な光がまさにそう思わせますよね!
女神様が思わず海に落としてしまった帯・・・そんな感じでしょうか。
海外だとビーナスなんでしょうけど、日本だと天女の羽衣みたいだな~と思うのでした。
このオビクラゲ、現在クラゲコーナーで展示しています!
ぜひ一度見にきてくださいね☆
*オビクラゲの展示は6月29日で終了しました。
申し訳ありません。
飼育展示が難しく、まだわからない点も多くある種です。
今回の問題点や反省点を大切にし、今後の飼育展示に活かしたい考えです。